十二 31
司徒 嘉胤
卷雲(日誌) 思念, 日本語, 留學生活, 閑過 64 views
【司徒嘉胤】原載

浅草寺から帰ってきて2011年を送ってきた。クラスメイトと待ち合わせの予定だったけれど、事前までなかなか連絡が取られなくて、結局今年の最後までも一人になる。兄は携帯を国へ送るために静岡の親戚のところへ行って一方、あそこで新年をあける予定になった。僕はその親戚たちが気に食わないから行きたくもないし、こっちのバイトもけっこう入ってる。別に一人にはよくないわけにもいかないが。
そういえばずいぶん昔から一人だったのに気づいた。なんでだろ、人と一緒にいたい時はかなり空気を読んだり付き合ったりするのがうまいけれど、とにかく一人でいたい時は圧倒的に多い。だからこそ人と一緒にいるのはがっかりする。高校時代はよく「いつも一人しか見えないけど、寂しくないか」って聞かれたが、それまでには考えてなかった。何故一人だと寂しくなる?全然そう思わなかったが、いつもいつもそう聞かれるとちょっと寂しいかなと思うようになっちゃった。孤独を味わえるから寂しくないよって答えにしたかったが、どうせ相手は分かってもらえないだろう。だから一人になりたいわけだ。
2011年に自分のせいでいろんなことはめちゃくちゃで、多分2012年には罰が与えられるかもしれない。心の準備ができてるけれど、大変なことになっじまうのを想像できて思ったあたりにドキドキする。たくさんの誤算によって、しかもいろんなことをずるずると遅らせるせいで元々の計画がボロボロになってきた。というわけで、俺の人生は変わるかもしれない、いい傾向ならよかったのに。
そろそろ新年に向かっていかざるを得ないから、とりあえず2012年の願望を書こう。2012年に自分はもっと本を読もうとしたい、日本語も英語もちゃんとアップしようと。家族みんなは無事に元気にもう一年に向かって行こう。彼女と一緒にいるように頑張って行こう。
では、よいお年を。
十二 01
司徒 嘉胤
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【司徒嘉胤】原載
一人っ子政策について
日本へ留学に来て二年間、先生やアルバイト先のパートナーなどの日本人の方に接したとき、殆ど日中対比の話をしたのを気付きました。たとえ日本の何の現象とか伝統文化についてを聞こうとしても、知らず知らずに中国にもそういうことがあるかどうかという話になりました。私は日中両国の人たちはやはりお互いに対しての理解が浅く、誤解のほうが多いと思います。その中の一点は一人っ子政策です。
周知のように中国は世界で最も人口の多い国です。この状態はもう何年も続いています。もともと清の時代に人口は既に四億人に達しており、その後毛沢東の一言「人口の大きさが力の大きさ」の影響で人口が爆発的に増加しました。私の祖父母はその時代の人間でしたから、九人の子供を生み育ちました。驚くべきことですが、十何人の子供もいる家庭も少なくなかった。その現象と多数の専門家の論証により、1978年から一人っ子政策は中国の基本国策になります。基本的な方針は晩婚の推奨です。またよりよい子を育てよう(中国語で優生といい、一人っ子はみんなの愛を一身に受けるため、優秀になると思われます)と主張します。
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九 18
司徒 嘉胤
【每週一譯】 日本語, 翻譯 124 views
【司徒嘉胤】原載
雑誌「春秋」『2011年8.9月号』(No.531) から摘録しました
「はじめにことばがあった。ことばは神と共にあり、ことばは神だあった」とは、『ヨハネによる福音書』の有名な書き出しである。これによれば言語とは、もともと神に属するもの、あるいは神そのものであり、人間のものではなかった。そしてヨハネが「すべてのものは、これによってできた」と続けているように、〈ことば〉=神が世界を創造したのであった。人間に言語が伝えられたのは、世界の創造からしばらく後のことである。
では、文字はどうだろうか。再び聖書を繙くならば、聖書の中で一番古いとされる文字はモーセに与えられた『十戒』を書いた文字であるという。神は自らの指で石板に文字を書き、戒律だけでなく、文字までも人間に授けたというのである。
ユダヤ=キリスト教に限らず、世界の他の神話においても、文字は人間が作ったのではないとしているものが多い。最古の文字のひとつとされている楔形文字を発明したシュメールの神イエンアがウルクへ伝えた際、その中に文字が入っていた、とされていう。バビロニアでは、体は魚、頭と足と声は人間、という海の怪物オアンネスが、文字などをバビロニア人に伝えたという。インドでは象頭の知恵の神ガネーシャが文字を発明し、自分の牙を鉛筆がわりにして文字を書いていた、などと言われている。 閱讀全文
四 03
司徒 嘉胤
咀嚼(書評), 日本語 日本語, 讀書, 讀書筆記 64 views
【司徒嘉胤】原載
ようやく初めての日本語の長編小説を一部読み終わった。そして読書ノートという題材を書くのも初めてだから色々なことを考えていたのに結局表せることはごくわずかだ。それでもやろうと思ってできる限りに考え通りに述べる。僕にとってはまだ易しくないので、人に笑われても将来の自分に笑われても書くと決まった。
特に凄まじいものではないと思ったのだが、やはり何かを書かなければ、胸の中で絡み付いている灼熱の闇とかを押し出せない。そう、「どうですか、ノルウェイの森って」と話しかけられたとき、ふっと陰鬱という言葉が浮かんできた。
多分前のことなのだが、翻訳された本をいっさい読まないと決めた。だから村上春樹、そして彼の書いた本をよく耳にしたけれども、僕は読んだことがなかった。ただし、恋や愛などの題材が特に上手なのが知っている。その先入観を持ってその本を読み始めたのだから、誤解したところがいくつかがある。 閱讀全文
三 12
司徒 嘉胤
卷雲(日誌), 日本語 日本語, 留學生活 74 views
【司徒嘉胤】原載
日本にきてそろそろ1年半に至り、感じられる地震がおよそ一ヶ月一回で起こる。雨如きしょっちゅう発生するから、どんどん気にしなくなってきた。地震が起こりあたり、パソコンの前に座ったらそのままじっと座ってつぶやいた。ほかのことをしていれば、すぐ携帯を持ち上げってつぶやきやした。そして2、3分あとタイムラインでみんなの地震状況のツイートがふっといっぱい見えてきた。ある人はそう突っ込んだ「お前ら、地震のときつぶやいたばかりして、逃げることをすっかり忘れちゃうだろう」。そうだ、逃げるなんかぜんぜん思わず、僅かに感情がたかぶていたのだ。
だが、今日は怖かった。地震が起こってはじめてから10秒、僕は布団の中にノルウェイの森の上を読んできったばかりして、震いがだんだん強くなってきて、逃げるか逃げないかと迷っていた。結局、普段よりちょっと異常と感じて反射的に早速靴を履き外へ外した。 閱讀全文
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